■歩道橋の補修設計
街を歩いていると目にすることがある横断歩道橋ですが、よく、塗装が劣化していて錆付いている様子を見たことないでしょうか。その際、「塗装し直せばいいのに」「危なくないのか」など感じることもあるかもしれません。私たちコンサルタントはそんな状態の横断歩道橋の補修設計も行っています。今回は補修設計を行う為に、現地でどの様な調査を行っているのかを実例を元に紹介します。
■歩道橋の表も裏も!
横断歩道橋の点検といっても普段歩いている部分を見て回るだけでは実際の状態は分かりません。点検を行うのは普段歩いているときに見えない部分である歩道橋の裏側も含めて行います。そのため、道路の一部を規制して高所作業車を使い、歩道橋の裏側を点検します。裏側を確認すると同時に路面のある上側でも歩道橋の図面を作成する為の寸法を測ります。
これらの作業で集めたデータが図面に反映される為、この点検業務は非常に重要な作業となります。
■損傷箇所の確認・補修提案
実際に点検して確認できた損傷を一部紹介します。歩道橋に設置されている排水管なのですが、腐食が進行してしまい孔が空いている状態です。こうしたものを取り換える、補修する為の点検が今回の現地調査の意味となります。この結果を踏まえて補修の方法や材質を提案するというのが補修設計の流れとなっています。
■安全・安心な100年間を目指して!
今回ご紹介した歩道橋の点検と補修設計は、共用100年を目標に構造物が残るよう・事故が起こらないようにする重要な仕事です。
街の中にある横断歩道橋に限らず、さまざまな構造物はこういった点検や補修設計、補修工事によって維持されています。中々見る機会がないと思いますがこういった現場を見たときは街がよくなっていくなと思いながら見て頂ければ幸いです。
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