■試掘とは?
日常生活の中で、「試掘」という単語を耳にする機会はなかなか無いと思います。
私も入社するまでは実際にどのようなことを行うのか知りませんでした。
今回はその「試掘」について紹介したいと思います。
■まず、「地下埋設物」とは?
「試掘」の紹介をするにあたり、まず「地下埋設物」について説明します。
地面の下に埋まっている様々な物の事を「地下埋設物」と呼びます。
地下埋設物の代表例は、上下水道管やガス管・電気ケーブル等があります。
これらの地下埋設物は何がどこに埋まっているのかを把握する為
「図面」の形で管理されています。
地下埋設物の写真 |
■試掘について
図面通りに地下埋設物が埋まっているかの確認を行う為、現場の地面を掘る事を「試掘」と呼びます。試掘を行う事により、実際の位置や深さ等を確かめる事が出来ます。
■もしも試掘を行わないと…
試掘を行わないまま工事作業を行ってしまい、誤って地下埋設管を損傷してしまうと
辺り一帯に停電・断水等の大きな被害が発生してしまいます。
その場合の損害賠償金額は数百万円から数千万円と言われています。
地下埋設管破壊事例 |
■まとめ
前述した様な事故を防ぐ為、工事対象地域の図面を入手し、
どの場所に何が埋まっているかの把握を行った上で更に試掘によって詳細な深さ等を確認します。
工事を行うにあたり、試掘は非常に重要な作業の一つとなっています。
【原稿作成:水工環境部、編集:広報委員会】
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