2025/12/05

東大阪市の小学校で地質調査についての授業を行いました

 ■東大阪市の小学校にて外部講師として授業を実施

皆さんは小学校で地層や岩石について学んだことを覚えているでしょうか。

 実は「ボーリング調査」や「ボーリング試料」「砂岩・礫岩」など、地質調査の内容を一部、小学校6年生で習う事になっています。そこで小学生に、実際に弊社で採取したボーリング試料を触る経験をしてもらい、学びの助けになれたらと思い授業を行う運びとなりました。

授業中の様子(実際のボーリングの様子を映すと、とても興味津々に見てくれました)

■実際に見て、触れてみる


私たちが業務で土砂を区分する際、砂粒の大きさで礫・砂・シルト・粘土と区分します。しかし小学校では砂粒の大きさで、大きいほうから「礫・砂・どろ」と習うようで、「粘土」という言葉を習いません。「粘土」と聞くと「油粘土」を想像したのか、匂いを嗅いだり、手で丸めたり、触り心地を確かめたりしていました。「これ持って帰っていい??」と聞く児童も居ました。()

授業中の様子(実際に採取したボーリングコアを触って驚いていました)

■液状化実験と説明

 ボーリング試料を観察した後は、砂と水を使った液状化実験をしてもらいました。砂と水で満たされた水槽を揺らすと、液状化が起こり、土の中からピンポン玉が出てくる仕掛けに児童たちはとても喜んでいました。

 液状化がなぜ起きるか、液状化が起きたらどうなるのかを実際に体験してもらい、液状化が起きないように事前に調査をする大切さも学んでくれたと思います。













                 .           実験中の土の変化を真剣に観察しています

■今回の授業を通じて

 今回の授業を通じて、子どもたちが地層や土の成り立ちに興味をもち、身の回りの自然現象を自分の目で観察し、考えるきっかけになればうれしく思います。これからも地域の学びや成長を支える取り組みを行っていければと思います。











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