長年に亘り境内の防災整備事業にご協力させて頂いている長谷寺さんから、「ぼたん献花祭法要」参加のお声掛けを頂き、かねてより牡丹で有名な花の寺・長谷寺を一度見てみたいと言う妻と一緒に出席させて頂きました。
当日は、かわいらしいお稚児さん行列に交じって長い回廊をゆっくり上り、本堂の中に案内されると、しばらくして心地よい般若心経やお経の法要が始まりました。
やがて鐘や太鼓の迫力ある音と相まって、十数人の僧侶による声明が堂内に大反響し、まるでオーケストラの生演奏を聴いているかのような感動さえ覚えました。その後、普段は立入が禁止されているご本尊・十一面観世音菩薩の内陣にまで入り、観音様のお御足に直接触れてお参りすることができ、夫婦共々大感激の1日となりました。
長谷寺本堂前の舞台で僧侶との大集合写真。
ありがたい法要のあとだけに、どこかに観音様が姿を変えて写っていないかな?
4月20日の法要は「ぼたん祭」の初日のため、境内に7000本あるという牡丹は残念ながらほとんどがまだつぼみでしたが、新緑の境内は何とも言えぬ爽快感に包まれていました。
感動のお参りをした約1か月後のある朝、いつものように新聞に目を通すと、「1300年続く日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼が『日本遺産』に認定…」との記事が目に留まりました。
すぐに、西国三十三所「8番札所」と書かれた古びた看板が本堂の脇に立てられ、何気なしに眺めていたのを思い出しました。
718年に長谷寺の開山・徳道上人が冥土の入口で閻魔大王のお告げを受けて起請文と33の宝印を授かり、宝印に従って霊場を定めたのが始まりということらしいです。
日本最古の巡礼路は、和歌山・大阪・奈良・京都・兵庫・滋賀・岐阜の7府県に亘り総距離約1000kmとのことであり、この長谷寺のお参りをご縁に1000kmの旅を始めてみるのもいいかも知れないです。
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