最近、災害が多い日本です。
私たちが住んでいる街でも、平成最後の年に、多くの護岸が被害を受けました。
私たちの会社は奈良県内にあります。地元の奈良県内で災害が発生すると、通常の仕事を後回しにしても、災害復旧支援の仕事に優先的に取り組むことも良くあります。その後が大変ですが。
平成30年7月5日からの大雨では、奈良県内でもたくさんの河川に被害が
見られました。
皆さんが普段歩いたり、電車で渡っている橋の下の護岸も、実は大きな被害が見られました。護岸がずれ落ちている状況が分かると思います。
大雨が通過した直後に、河川の状況を点検をしますが、大きな災害が発生した時は、役所の担当者だけでは回りきれないため、私たちのような地元のコンサルタントが点検に協力する体制が奈良県にはあります。
大雨後の護岸の点検も、地元の建設コンサルタントなら、すぐに確認に行くことができます。こんなに護岸が移動していることもあります。
いざというとき、地元の建設コンサルタントは直ぐに被災状況を確認し、災害復旧支援に会社ぐるみで取り組むことができます。
住んでいる家の近くで災害が発生したら気になりますし、場合によっては家が危ないかもしれません。他人ごとではありません。普段見慣れた風景なので、何が被災した原因かも、現地に行けば大体想像できます。
小さな地方のコンサルタントですが、地元のコンサルタントならではの社会的な役割があります。個人的には、転勤も無いので、家族と一緒に楽しく暮らせるメリットもあります。満員電車に乗る必要もありません。東京で大手コンサルタントに勤務した時、子供の学校の転向で家族に迷惑をかけたり、満員電車で通勤したりしていた生活と比べると、天国のような生活です。
生活基盤の地元の町に、少しでも貢献する機会があること、そして自分が設計した構造物を家族に見せて自慢できることは、地方コンサルタントに勤務する特権なのかもしれません。息子には、パパは町のお医者さんだと自慢しています。
【原稿作成:計画設計部、編集:広報委員会】
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