2017/06/08

帝塚山ヒルズ(実績紹介)

奈良市の西北部、生駒山地の東麓に位置する「帝塚山」平成16年に完成した、約7.5ha、186区画の大規模住宅地「帝塚山ヒルズ」は、当社が測量調査から計画設計、開発許可等の各種許認可の手続きまでトータルを行いました。
設計担当は課長時代の市田代表取締役社長。社長に当時のエピソードを聞いてみました。





【当時の取組みについてのエピソード(市田代表取締役社長)】


私が課長時代、設計者として携わった業務に「帝塚山ヒルズ」があります。
プランニング及び基本設計は私が担当。実施設計は都市計画部(現在の都市開発部)全員で取組みました。



最近ではCADの普及により、ほとんどがコンピューター図面での設計となりましたが、この当時はまだCADが完全には普及しておらず、ほとんどが手書き図面でした。


実施設計に当たっては、工事上の手戻りをなくすため、工事施工業者と十分にすり合わせを行い、特に岩盤処理の方法及び地盤高さと構造物の取り合いについては、工事施工業者と入念な検討を行いました。
この検討に想定外の期間を要したため、年度内許認可取得という工程に対して、実質上は2週間程度の期間で実施設計を行う必要が生じました。


これに対応するため、当時の課員7名全員が自分の持つ担当物件の手を止めて、本件実施設計作業にあたりました。
ホワイトボードに課員全員の名前を連ねた作業工程表を作成し、自分一人の遅れが全体の遅れにつながるという一体感と緊張感の中で日々の作業に取り組みました。
その間、私は課員7名それぞれが担当する20件余りの物件に支障をきたすことのないよう、全件を担当し奔走しました。

本件については、大変に苦労もし、また面白いエピソードが多々あるのですが、せっかくですので当時の我が社の取組みについてのエピソードとしました。

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